
■「ZERO HORA」3号
責任編集 芹澤真幸
責任編集 芹澤真幸
編 集 ZERO HORA編集部
発行人 松村康貴
発 行 くるんば
A5判 146頁
定価1,210円(本体1,100円+税10%)
通巻3号 第2巻 第2号
2025年7月15日発売
目 次
【巻頭】[0時から]
〈戦争についての言説〉をめぐって/芹澤 真幸……………………4
【エッセイ】
なぜ紙の本が必要か(もしくはなぜ不要か)/喜久井 伸哉……………………26
【エッセイ】 ◆ 第3回
ピック病介護覚え書き② 〜ヤシキさんと非決定の擁護/小林 敏志…………36
【評 論 】◆ 疎遠社会試論 第3回
臭いと反復 ―安部公房『砂の女』を読む/松村 康貴……………………44
【特集 】サブスク……………………66
■ビジネス対価を「謝礼」とは呼ぶまいが 野村 光太郎
■ほどほどサブスク論 尾﨑 健一
■強度なき欲望の消費 芹澤 真幸
■焼肉サブスク 松村 康貴
【エッセイ】 介護=HIPHOP論 第3回
掌から伝わる情報/鞆 隼人……………………78
【旅行記】 第3回
レコードディーラーによる 裏・ブラジル見聞記/尾﨑 健一……………………100
【論 文 】第3回
『狸とその世界』頌/堀田 穣……………………108
【評 論】「死者たち」 第3回
「ゾンビ」概論(後編)/芹澤 真幸……………………118
(次号は2025年12月刊行予定)
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Vol.3執筆者紹介
喜久井 伸哉(きくい しんや)
1987年東京都生まれ。詩人・フリーライター。「不登校」や「ひきこもり」の体験を活かし、当事者手記を発信している。喜久井ヤシン名義での共著に『今こそ語ろう、それぞれのひきこもり』(日本評論社)、単著に『詩集 僕はまなざしで自分を研いだ』(私家版)がある。
小林 敏志(こばやし さとし)
1983年生まれ、長野県栄村出身。合同会社はいこんちょ代表。栃木県鹿沼市でデイサービスと小規模有料老人ホームを運営。令和六年度高校家庭科教科書に介助技術で掲載。本人を主役にしたその人らしい生活を最期まで送れるように介護したりされたり。好きな場所はキッチンとトイレと浴室。
松村 康貴(まつむら やすたか)
1970年東京都生まれ。くるんば代表。書店勤務、遺跡発掘調査などのフリーター生活、出版社勤務を経て、二〇〇二年に雲母書房に入社し営業、編集に携わる。二〇一九年にくるんばを立ち上げ、介護セミナーの企画・運営、介護紙芝居の出版及び普及活動を行っている。
鞆 隼人(とも はやと)
1987年生まれ、大阪府東大阪市出身。介護予防を中心とした専門学校へ入学するも、特養への実習体験により、介護そのものに興味を持つ。卒業後は地元の特別養護老人ホームへ入職。以来施設介護一筋。現在はユニットリーダー兼フロアリーダーとして現場をまとめる役割を担う。また施設内での新人研修、法定研修、実技講習などを行っている。
尾﨑 健一(おざき けんいち)
1969年東京都世田谷区生まれ。東京神保町に中古レコード店ラバーガード・レコードをオープンして今年ではや十六年。ブラジルへのレコード買付け歴も気がつけば二〇年超。まだ見ぬノルデスチ(ブラジル北東部地方)への非買付け旅行熱望。
堀田 穣(ほった ゆたか)
1952年愛知県名古屋市生まれ。神戸大学文学部哲学科哲学専攻卒。国立民族学博物館から始まり、図書館に二〇年ほど勤めたのち、大学教員になる。ちょうど学長面接が阪神大震災当日だった。大学も揺れる中で歴史民俗学専攻を立ち上げ、『妖怪文化論B』を担当した。その後定年退職し、京都先端科学大学名誉教授。
芹澤 真幸(せりざわ まさき)
1978年東京都生まれ。高校中退。出版社を短期で退職後、半ば引きこもりつつも自分なりの思索の基盤を求め哲学・思想関連の古典的著作を読み漁って現在に至る。
野村 光太郎(のむら こうたろう)
1979年埼玉県出身。THE会社員。各地の名産と競馬があれ
ば半分大丈夫。
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